天穂のサクナヒメをクリアしました(ネタバレなし)

プレイ時間25:44。サブストーリーを残してのクリアですが、中盤でグダってたので平均的な時間かもしれません。

そんなわけで稲作ゲーことサクナヒメをクリアしました。
積みゲー職人の私としては久しぶりのゲームクリアです。クリアしたい、と思うほど面白かった。なのでネタバレにならない程度の感想などを書いていきます。

このゲームが向いている人

  • 常に「やること」に追われるのが平気な人
  • 牧場物語やルーンファクトリー系統が好きな人
  • 大神が好きだった人

逆にマルチタスクが好きじゃない人は向いてません。
とにかくやることの順序をつけて効率よく片付けていくゲームです。

朝は田んぼに肥料を入れて、状態や育て方のチェックをする。
ストーリー攻略や素材集めのために外出する。
攻略を進めるか、素材を集めるか、どちらを優先するかでダンジョンを選ぶ。
ほどよいところで一度戻って田んぼの様子を確認する。水の管理や雑草を抜いたりする。
次の朝用の肥料を忘れずに作っておく。このときまでに肥料の材料は集めておかなければいけない。
夜には家に帰って飯を食べる。献立は次の日にやる行動(ダンジョン攻略)を考えて選ぶ。
欲しい素材がある場合は夜のうちも活動する。または田んぼの水量を確認する。
次の朝へ。

……という日々を繰り返して稲(=自分のステータス)を育て、お役目のためにダンジョンを制覇します。
これがまあ忙しい!
そしてその忙しさが癖になります。癖にならない人はやることが多すぎて嫌になりそう。私はルーチンワークが大好きなのでドツボでした。

が、実は、稲作もアクションもそこまでこだわらなくてもクリアできます。
稲作は効率が悪くとも年数を重ねればステータスが伸びていくため、そのうちサクナヒメ自身も強化されます。
その状態で素材集めていい武器を作れば敵はサクサク倒せます。ステータスが伸びることで最終的に被ダメも1まで下がったりします。
技やらコンボやら、別に考える必要はありません。

ただし上記のゴリ押しだと攻略に時間がかかる。
というのも、HPを回復するには満腹度を消費します。被ダメが多かったり倒すのに時間がかかるほど一日に探索できる範囲が狭まる、ということですね。私は下手のゴリ押しでクリアしたのですが、多分アクションが上手い人やもっと献立をちゃんと考える人は1つのダンジョンにかかる時間が少なく済んだでしょう。

下手でもクリアできる。
上手ければ楽にクリアできる。
そんな塩梅もお気に入りです。

稲作部分の評価

さて。私は牧場物語が大好きです。もう20年はシリーズを遊んでいます。それをきっかけにインディーズ含め様々なスローライフ・農場系ゲームを遊んできました。
それを踏まえてこのゲームの稲作システムを評価すると「めちゃくちゃ面白い」です。

プレイ体感でしかありませんが、稲作の重要な部分は以下の通り。

  1. 水量
  2. 水温
  3. 日照時間
  4. 肥料
  5. 草むしり・合鴨
  6. 益虫
  7. 収穫~精米までの作業

どんな米をするには何をどうすればいいか、全てゲーム中の「農書」にて確認できます。ただ、食べたもの(の排泄物)が肥料の内容物に関係するように、マスクパラメータもあるようです。
最終的には翌日の天気を変えられるようになるため、上記の全てがプレイヤーの意思である程度コントロールできるようになります。

これらの管理がとにかく楽しい!
というか再三書いているように、これが楽しいと思えない人はこのゲーム向いてません。
雨なのであらかじめ水を抜いておこうとか、水温が高いから今日は両方の水門を開けてかけ流しにしておこうとか、このパラメータを上げたい/虫・病・草の対策をしたいから肥料の材料はこれにしようとか、そもそもこの肥料を作りたいから昼の内にこの材料を集めておこう、とか。
それを考えながら一日のスケジュールを考えるのが楽しいわけです。
もっというと、明日は一日田んぼの作業で潰れるからあまり良い夕餉をとっても意味がないな、と前日のうちに考えておくのが楽しいです。

つまりこのゲームは絶対に稲作で取られる時期が決まっているため、残りでいかにそれ以外の仕事を集めるか、というプレイが強要されるわけですね。

季節に応じたタスク管理こそ農業系SLGプレイヤーの本領発揮といえるでしょう。そう、冬の間にやること全部片付けておけばいいと相場は決まっているのです。ただしこのゲームでは冬にも絶対やるべき作業があります。気をつけましょう。

アクション部分の評価

プレイを初めて真っ先に思ったのが「アクションパートもしっかりしてるじゃん! 何で誰もこの情報を教えてくれなかったんだ!」でした。
発売日は稲作の話しかされてなかったんですよ。

PS4のシェアプレイで観ていたフレンドと名付けたのが「稲作ハザマアクション」。ブレイブルーという格ゲのワイヤーアクション系キャラからとりました。8方向にワイヤー伸ばして移動・敵を引っ掛けるあたりそれっぽい。
ちなみに私はハザマもこれの羽衣も苦手です。最後まで羽衣技はまともに使えなかった……。

アクションパートですが、バトルよりもマップ探索の方が難しいです。後半になるほどマップが辛い作りをしてきます。大ダメージを受けるマグマや罠など、うまく避けられる自信がない場合は罠・地形ダメージ軽減の装備を見つけたり、装備や食事で火耐性をつけるなどして軽減していきましょう。私はそうしました。

また空腹度や夜になると敵が強化されるシステム上、ほぼほぼ夕方~夜がタイムリミットになります。
空腹度が尽きると食事効果が消えるため、HPの自動回復もなくなります。そうなると「もう回復しないけどそろそろクリアできそう」「夜が近いけど駆け抜けられるかな?」「夜の敵も倒せばいい」などのちょっとした駆け引きが生まれます。こちらはタスク管理の話に絡んでますね。勿論、楽しいです。

大抵のことは装備や効果を整えたら何とかなります。逆に言えば、パッシブ効果はちゃんと考えた方がいいです。何を優先するかは人によって変わってきそう。
ジャストガードが得意な人はそこに関わる効果をつけられますし、コンボを稼げる人はコンボ数に応じて攻撃力の上がる効果をつけても活かせられるでしょう。
HPが不安なら「敵を倒す度に回復」をつけるなりHP自体を上げるなりすればいいし。力より神気(魔力のようなもの)が高い育て方をしている人がいたならば、全ての攻撃を神気依存にする効果をつけてもいいでしょう。

とまあ、この部分もそれなりに考える要素が多くてあれこれ装備をいじる時間が楽しかったです。

ストーリー部分の感想

歴史(戦国)好きでもあるので、人間たちに垣間見える荒んだ生活がたまりませんでした。
あーそういう生活ならこういう考えにもなるよね! という納得が終始ありました。この感覚がない人だと人間の態度がでかく見えるのかもしれません。私は全く後者の感想にはなりませんでした。
ただ、どちらかというと、特殊なのは私側の感覚だと思います。

それ以外はネタバレになるので割愛。
「大神好きにおすすめ」と書くのはこの部分に関して、ですね。それだけで分かる人は分かるかと。
とりあえず、私には刺さる舞台設定でした。

もっと欲しかった部分

増えた田んぼの様子も見たかった!
開発規模からしてあまり余計な部分を作られなかったのかもしれませんが、1枚絵でいいので新米完成のときにでも他の田んぼを見たかったです。
みんなが働いている姿を見せてほしかった。
アップデートなどで追加されるものがあるなら、是非ともここを……。

ムービーなどもおそらく同じ理由でちょっとあっさりでしたね。
個人的には、その分メインの要素がちゃんと開発されているので満足しています。インディーズに重要なのはここの取捨選択だとも思っています。
売りにしたいシステムが完成度高ければよし!

総括とハード選択の話

これは人にオススメできるゲームです。

さて。これにはPC(Steam)版、PS4版、Swtich版があります。私は上記の通りシェアプレイでフレンドと小規模共有したかったのでPS4を選びました。
あまり画質やFPSが必要なゲーム性でもないため、全て選べる環境ならどのハードを選んでも問題ないと思います。
ただしちょこちょこ手を出して遊びたくなるので、そういう意味ではSwitchが向いているかもしれません。スキマ時間に稲作、しませんか。きっとスキマどころじゃない時間が吸われていくことでしょう。

ガチプレイヤーならPC版を選び、毎年の米の出来や農書で確認した育て方をスクショに撮ってサブモニターに表示しながら遊ぶのも悪くないでしょう。今の私がやりたい遊び方です。

PS4でフレンドに見せる稲作は結構盛り上がります。田植えのたびに見ている人を笑わせる豊穣神が私です。布教にも使えます。

ちなみに配信向きかどうかで言えば、別に向いてません。地味ですから。
だけど知っている人のプレイを見ていると妙に面白いので、私は推しの実況配信だけ見ています。

妙に長くなりましたが、それだけ面白いゲームでした。この製作者様の今後がとても楽しみです。

さーてやっと他の積みゲー崩せるぞ!
と、思った次の瞬間、また田んぼの様子を見に行ってそう。

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