尊きもの
オタクの使う「尊い」という言葉が長らくよくわかりませんでした。
ニュアンスは理解できるけれど、それよりも自分は個別の言葉で形容したい。そもそも尊ぶことがない。などの理由で。
ですが。
最近はとある実況者、現代的にいうとストリーマーやYoutuberと分別されるグループにハマっています。動画埋め込み用の固定ページも作ったので言っちゃうと2bro.です。実の兄弟におついちさんというメイン編集を加えたチームです。
詳細は省きますが、とあるコラボ動画にて弟の夢が叶う出来事がありました。
その裏でおついちさんは配信の準備などを手掛けていて表に出ていなかったのだと思います。
仕方ないとはいえ、残念だなと視聴者……公式名称・リスナーとして思いました。3人揃ったコラボが見たかったと。
それでも当の本人はコラボ部分が終わった後の雑談にて、心底穏やかな声でこう言いました。
「でもよかったねぇ。幸せじゃない」
付き合いの長い人たちです。相手にどれだけ憧れていたかなども知っているのでしょう。
そのときの声色は、親心さえ感じるような優しいものでした。きっと本心で言ったのだと思います。本心で、人の幸せを祝ったのだと思います。3人の中で唯一血の繋がりがない彼が。
尊いという言葉があるのなら、彼の感情と言葉こそそれに値するでしょう。
特になんでもない、ただ自分が噛みしめるための吐き出しとしてここに書き記します。
20/06/08 追記
この話をするなら、兄者氏のことも書かなければならないと数日後に気付いた。
件の出来事は兄弟揃って嬉しいことだったに違いありません。本人がそう仰っていたので。
彼の役割はコラボ相手と弟の間を取り持つMCでした。弟を話のメインとしたMCに徹していました。「弟を知ったのはいつですか?」という風に。
これはコラボ自体が弟由来だからですが、それにしても弟を全面に推していました。
サポートこそ兄の役目とでもいうように。
さてそんな彼らの援護と祝福を受けた弟はというと、浮かれきったテンションでこう言っていました。
「生きててよかったし、この瞬間をリスナーみんなと共感できたのが嬉しい」
三者三様の「尊い」言動があるからこそ、私は彼らを応援しています。