「感極まった」日

AmazonだとまだKindleもないので購入するならGoogle Playの電子書籍がおすすめです。上記のは書影を表示するために貼り付けました。

さて皆様は私が4年前から愛しているものをご存知でしょうか。
そうですね。オーバーウォッチです。そして同時に、操作キャラの一人であるルシオです。

PS4版でのルシオのプレイ時間は450時間ほど? シーズン4の頃にはほぼ彼だけを使ってランクマッチでマスターまで登りました。それは全て彼を愛していたからです。
初めてのFPSで、「生きているだけで役に立つ」と評されていた彼に触れたのが始まりでした。

にも関わらず彼は不遇でした。ゲーム的にはどのシーズンでも需要の高いヒーローです。ヒーラーが増えてがっつり修正されてようやく必須クラスから落とされた、というくらい。
しかしストーリー面では一切といっていいほど出番がありませんでした。正直、2年ほどでそれには慣れました。それに今では続編でストーリーモード中の出番が確約されています。

別に今更望むことはないや、と。
思っていたのは気のせいでした。

最初に貼った本は5月末に告知され、その数日後6月2日に発売された小説です。
タイトルと表紙からして、操作キャラのオリーサとその製作者エフィをフォーカスした話ですね。

このオリジン・ストーリーを掘り下げた内容となっています。おそらくは。
正直なところ、私の英語スキルが拙いため、まだ大部分は流し見ただけになっています。単語を拾っていったところこの辺りの話だと予測される……程度です。

ヌンバーニがドゥームフィストに襲撃され、エフィがオリーサを作って立ち向かう。ここまでは以前から触れられている通りですが、この小説ではさらにもうひとりキーパーソンが追加されています。

それこそがルシオでした。

まずはルシオのワールドツアーについて説明しなければなりますまい。
設定では、ルシオはデビューアルバムとなるSynaesthesia Auditiva(シナスタジア・アウディティーバ)を発表した後にワールドツアーを開始しました。

The Synaesthesia world tour begins next Wednesday in Cologne, Germany.

https://playoverwatch.com/en-us/news/19828053

このアルバム名は「シナスタジア」「アウディティーバ」と分かれた名前でゲーム内のエピックスキンとなっていますね。

ゲーム発売直後からオリーサ登場辺りまで、ヌンバーニのステージにはルシオのライブ告知ポスターが貼ってありました。今ではキングスローに貼ってあるのみです。時系列的には、ヌンバーニの後にキングスローで行うのでしょう。
この小説はルシオがライブツアーでやってくる前後の時間を舞台としています。

何故ルシオが絡むのかというと、そもそもエフィはルシオのファンでした。そのことはゲーム中でのルシオとオリーサの会話から窺えます。
聞いたことありますよね? ない? なかったらゲームを立ち上げて回収してきてください。

なので小説では……ネタバレを含むので多くを省きますが……エフィはルシオのライブに行こうと画策し、オリーサと共にドゥームフィストを追い払ったことが耳に入ったらしい本人から直接会う誘いを受けました。
そして、最後はルシオと共にヌンバーニを守ります。どうしてそうなったかは読んでください。もちろん英語のみですが、対象年齢が12-18歳になっているのできっと読みやすいでしょう。

乱暴な言い方をすると、私にとってこの話の主軸はあまり重要ではありません。オリーサが実装された時点で大方分かっていたストーリーでしたし。
大事なのは、ここでのルシオの立ち振る舞いです。

前述の通り……ルシオに物語らしい物語はありませんでした。公式サイトのキャラクター紹介に書いてあるバックボーンが全てでした。故に彼が話に関わったときはどういう立ち回りをするのか、どんな仕草なのか、誰も知りませんでした。

私はかつて彼らの二次創作をしていました。今でも書くつもりですが、一時期の体調悪化をきっかけに中断しています。
数少ない情報をもとに書き続けていたので、もはやどこまで彼らしいのかすら分かりませんでした。自分なりに考え尽くした結果に答えがもらえることはありませんでした。

The Hero of Numbaniのルシオは、私が4年間思い描いてきたルシオそのものでした。

よく喋り、よく笑い、小さき者の味方となり、敵と相対しても怖気づかず、挑発する余裕さえある。
人を頼り、自分に出来る分野を全うし、時には手段を選ばない面もある。
そして何より、故郷と人々を愛している。

私が考えてきた、私がコントローラー越しに動かしてきた彼でした。
どうにかWoWで培った英語力でそれを読み解いたとき、私は……ただただ泣きました。泣いたという表現は正しくないかもしれません。自然と涙が出ました。読み終えて、風呂に入ったとき、また浴槽の中ですすり泣きました。

どれだけ強がっていても。
どれだけ時を重ねても。

私は自分の愛が報われるときを待っていたのかもしれません。数日経って、ようやくその感情と折り合いがつきました。
そこまで自分の愛が深いものだとも気付いていませんでした。もしかしたら、周囲の人は知っていたのかもしれないけれど。

私が愛した4年間は、WoWをきっかけに英語の小説まで手を出してリーディング能力を上げ始めた2年間は、全てこのときに備えられているのだと、大げさに思いました。

やっと、思えました。

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